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  全国登山口調査会
 
日本全国に存在する登山口の正確な位置情報、および現地の詳しい状況を2007年から調査しています。これまでに実際に訪問した登山口は、約4500ヶ所。集めに集めた登山口関連の位置情報は膨大な数になります。

登山者のみなさんは、ほぼ共通して「山で最も重要なのは登山道の情報だ」と思い込まれていますが、登山歴が長くなってくると、だんだん登山道の詳しい情報は気にならなくなり、概略だけで十分と思うようになります。歩いた経験がない場所だけに途中のことが気になるのが人情かもしれませんが、登山道をそのままたどればいいだけの話しで、しかもほとんどの場合、何らかの支障があることは滅多にありません。仮に支障があっても、それに対応する経験も積んでいるので、余計に登山道情報は気になりません。もちろん人にもよると思いますが。

むしろ「登山口に続く未舗装林道が悪路らしいが、どの程度の悪路なのだろうか?」とか、「休日には駐車場が満車になって停められないことはないのだろうか?」とか、「トイレがあるらしいが、汚いトイレなら使いたくない。どんなトイレなんだろうか?」とか、あるいは登山口がわかりにくい場所で迷ったりすると、登山道よりも登山口の情報の方が気になったりします。しかも登山道情報はネット上に「これでもかこれでもか」というくらいにあふれていますが、登山口情報はまだまだ限られます。近年でこそ、本会の『登山口情報本』のパクリで、登山口情報サイトが作られたり、あるいは登山サイトや登山ガイドブックに「登山口情報」という項目ができていたりしますが、本会が調査を始めた頃には、日本の山岳界全体でも、登山口に関する認識は実に薄かったように思います。また本会がまとめた『登山口情報本』では、最初の『東北登山口情報500』から緯度経度を掲載してきましたが、当時はネット上で位置情報に目を向けている人はほとんどいませんでした。

本会が継続して来た調査は、これまでに『登山口情報本』計13冊という成果になっております。詳しくは下記リンク先の本会公式サイトをご覧下さい。

日本では、それぞれの山系や山に詳しい人はたくさんいると思いますが、全国津々浦々に存在する、これほど多くの登山口に実際に行った経験がある人はまずいないでしょう。「日本中の登山口の全体像を最もよく知っているのは、本会である」と自負しております。そんな全国登山口調査会だからこそ、トレナビの制作も可能となりました。